不動産売却相場の調べ方とは?机上査定と訪問査定の違い・準備を解説

不動産売却

比嘉 康太

筆者 比嘉 康太

不動産キャリア4年

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不動産売却相場の調べ方とは?机上査定と訪問査定の違い・準備を解説

大切なお住まいをいざ手放すとなったとき、一体いくらで売れるのか、どのように価値を判断すればよいのか分からず不安を感じていませんか。
不動産という高額な資産の取引だからこそ、損をしたくない、少しでも高く評価してほしいと考えるのは当然のことです。
本記事では、売却活動の第一歩となるご自身での価格相場の調べ方や、2つの異なる査定方法の仕組みについて解説いたします。

不動産の売却価格の相場の調べ方

不動産の売却価格の相場の調べ方

不動産の売却を成功させるためには、いきなり不動産会社に連絡するのではなく、まずはご自身で大まかな市場価値を把握することから押さえるべきです。
まずは、ご自身でできる不動産の売却価格相場の調べ方について解説していきます。

価格相場を把握する重要性と売却成功率の関係

不動産を売却する際、ご自身で事前に価格相場を把握しておくことは、売却の成功率を大きく左右する重要なプロセスとなります。
なぜなら、相場観を持たずに不動産会社へ査定を依頼してしまうと、提示された査定額が適正なのかどうかを判断する基準を持てないからです。
意図的に高い査定額を提示して契約を迫るような会社を見極められず、結果として売れ残ってしまい、最終的に相場よりも大幅に安い価格で手放さざるを得なくなるケースも少なくありません。
適正な相場を知ることは、信頼できる不動産会社選びの確かな基準となり、ひいてはスムーズで納得のいく売却へと繋がる強力な武器になるのです。

レインズ公開情報を例にした検索手順

相場を調べる方法として、国土交通省が指定する不動産流通機構が運営する「レインズ(REINS)」の公開情報を活用するのが効果的です。
一般向けの「レインズ・マーケット・インフォメーション」を利用すれば、実際の成約価格ベースのリアルな市場動向を確認することができます。
検索手順はシンプルで、サイト上でマンションや戸建てといった「物件種別」を選択し、調べたい「都道府県」や「地域」を指定するだけです。
さらに、築年数や間取り、駅からの距離などの詳細条件で絞り込むことで、似た条件の物件が過去にいくらで取引されたのかを簡単に把握できる仕組みとなっています。

不動産情報ライブラリや主要ポータルサイトの活用

さらに、国土交通省提供の「不動産情報ライブラリ」や、民間の主要な不動産ポータルサイトを併用することで、相場把握の精度をより一層高めることが可能になります。
不動産情報ライブラリでは、地価公示などの公的な価格データに加え、過去の不動産取引価格情報まで地図上で分かりやすく確認でき、客観的なデータに基づくエリア全体の価格水準を掴むのに役立ちます。
一方で、民間ポータルサイトでは、現在売り出し中の物件情報がリアルタイムで掲載されており、競合の「現在の売り出し相場」を把握することが可能です。
このように、過去の成約価格と現在の売り出し価格の両面から比較検討することが、精度の高い相場観を養うコツといえるでしょう。

不動産売却の机上査定のしくみと活用ポイント

不動産売却の机上査定のしくみと活用ポイント

前章では、ご自身でできる価格相場の調べ方について述べましたが、ある程度の相場観が掴めたら、いくらになるのかを知りたくなりますよね。
ここでは、不動産会社に依頼する最初のアクションとなる、机上査定(簡易査定)のしくみと活用ポイントについて解説します。

机上査定の定義と提出データの種類

机上査定とは、不動産会社の担当者が現地へ直接赴くことなく、机上のデータのみを用いて概算の売却価格を算出する方法であり、一般的に「簡易査定」と呼ばれるものと同義です。
この段階では、お客様に大掛かりな準備をしていただく必要はなく、物件の基本的な情報をお知らせいただくだけで査定が開始できます。
ご提出いただくデータとしては、物件の所在地、土地や建物の面積、マンションであれば専有面積や階数、築年数や間取りといった基本情報が中心となります。

算出方法と結果にかかる時間

机上査定における価格の算出方法は、お客様からいただいた基本情報と、不動産会社が独自に蓄積している市場データを照らし合わせておこなわれます。
具体的には、対象物件の周辺で過去に取引された「類似物件の成約事例」をベースに、現在市場に出回っている「周辺の売り出し相場」、さらには国が定める「公示価格」や「路線価」などの客観的な公的データも加味して総合的に分析します。
現地を見ない分、個別の細かい劣化状況などは反映されませんが、客観的なデータに基づいた堅実な価格が算出される仕組みです。
結果が判明するまでの時間もスピーディーで、早ければ依頼した当日中、遅くとも数日以内には受け取ることができます。

机上査定のメリット・デメリットと利用シーン

机上査定の最大のメリットは、「手間をかけずに、スピーディーかつ気軽にプロの査定額を把握できる」という点に尽きます。
担当者がご自宅に訪問しないため、部屋の片付けやスケジュールの調整を行う必要がなく、まだ売却の意思が固まっていなくても心理的なハードルが低く依頼可能です。
一方でデメリットとしては、室内の設備の状況や日当たり、周辺環境の細かいニュアンスなど、現地に行かなければ分からない個別要因が価格に反映されないため、実際の売却価格とは誤差が生じる可能性がある点です。
そのため、机上査定は「とりあえず今の価値を知りたい」「将来的な住み替えの資金計画を立てたい」といった検討初期の利用シーンに適しています。

訪問査定で精度を高める準備と当日の流れ

訪問査定で精度を高める準備と当日の流れ

ここまでご自身での相場把握と、手軽な机上査定について解説しましたが、より具体的で正確な売却プランを立てるためには、実物をみて判断してもらうプロセスもおさえておきましょう。
最後に、精度の高い売却価格を算出するための訪問査定に向けた準備と、当日の具体的な流れについて解説していきます。

訪問査定の流れ

訪問査定は、不動産会社の担当者が実際に現地へ足を運び、物件の個別状況を細かく確認したうえで、精度の高い価格を算出する本格的な査定です。
まず、建物の「外観確認」からスタートし、外壁の劣化具合や周辺の道路状況、隣地との境界などをチェックします。
一通りの現地確認が終わった後は、その場で周辺相場などのデータも交えながら簡単な「報告」をおこない、後日正式な査定書をご提示するという流れになります。

売主が準備すべき書類とスムーズに進める秘訣

訪問査定をよりスムーズで精度の高いものにするためには、売主様側での事前の準備が鍵を握ります。
当日までに、ご用意いただきたい書類としては、購入時のパンフレットや間取図、土地の測量図や境界確認書、建物の権利証(登記識別情報)、そして固定資産税の納税通知書などが挙げられます。
また、過去にリフォームや修繕をおこなっている場合は、その履歴が分かる明細書や契約書があると、物件の価値をプラスに評価する強力な材料となります。
査定をスムーズに進める秘訣は、水回りなどの汚れやすい場所をあらかじめ整理整頓しておくことです。
大切に住んできたという良い印象を持ってもらいやすくなり、結果として高評価に繋がりやすくなります。

査定結果の読み解き方と価格交渉のポイント

数日後に提出される訪問査定の査定書には、単なる金額だけでなく、その価格に至った明確な根拠が記載されています。
結果を読み解く際は、「なぜこの価格になったのか」という比較事例や評価のポイントを営業担当者にしっかり質問し、納得できる論理的な説明があるかを確認することが重要です。
この丁寧な説明ができるかどうかで、信頼して売却を任せられる不動産会社かどうかが判断できるでしょう。
また、提示された査定価格は「おおむね3ヶ月以内で売却できると想定される価格」です。
これを基にして媒介契約を結ぶ際には、ご自身の希望条件を率直に伝え、「時間をかけても高く売り出したい」のか「早期に適正価格で売り切る」のか、担当者と目線を合わせることが成功のポイントです。

まとめ

ご自身でレインズや、不動産情報ライブラリなどを活用して相場を把握することは、適正な価格判断と信頼できる不動産会社選びの第一歩となります。
手軽に目安を知ることができる机上査定は、検討の初期段階に最適であり、気軽にプロの意見を取り入れる賢い方法です。
そして、事前の書類準備や整理整頓をおこなったうえで訪問査定を受けることで、ご自身の希望に沿った精度の高い売却プランと価格交渉が実現できるでしょう。
「まずは自分の家の価値をざっくりと知りたい」「将来的な住み替えの参考になれば」といった段階でも全く問題ございません。
経験豊富な不動産のプロが、お客様一人ひとりの状況に寄り添い、最適なアドバイスをさせていただきます。
少しでも売却にご興味がございましたら、ぜひお気軽に当社の無料査定・ご相談サービスをご活用ください。

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